シットウイ〜七島イ イグサで編んだ座面

新作家具。
ちょっと小野寺にしてはカントリーなダイニングセットです。
といってもそこは少し個性を出していまして、テーブルの足などややイタリア寄りのデザインにしたとのことです。

oakmarutable.jpg

そういえば最近良く話すのですが、『やっぱりオークって良いよね〜』と・・。
いろいろな木で制作してきましたが最近はオーク、特にホワイトオークがお気に入りです。
どうしてなんですかね?
木目がはっきりしているので木工製品という感じはが直に伝わって来やすいのかなと思ったりします。
座っていても落ち着くというか、普段使いで大丈夫な無骨感とか、昔から良く目にしていた事も有りなじみが有るので安心するのでしょうか。

木目をアップで。
oaktablemaru.jpg

木の家具らしいですよね。
ちゃぶ台っぽい。(笑)
木目の感じを生かすためオイル塗装で仕上げました。
(水には弱いので注意が必要です。)

椅子を横から見た所です。
oakchairside.jpg

イタリアのデザインらしいです。
後ろ姿がちょっと面白い形です。
okchirback.jpg

そして、座面です。
oakchairigusa.jpg

これが、いぐさで編んでもらったのですが、とても素敵でした。
七島イ(しっとうい)という普通のイグサとは少し違う種類のイグサだそうです。
興味深かったので調べてみました。
大分県の特産品で、琉球畳や柔道の道場の畳に使われる丈夫ないぐさだそうです。
詳しくは→http://shitto.org/process.html

ふむふむ。
大切に作られているんですね〜。

こういう自然の素材を手仕事で製品にするというのは良いですね。
この編み込みに関しては安曇野には高い技術を持つ職人さんが居ります。
芸大の講師もしていらっしゃるほどなのです!!(地元自慢)

それにしても安曇野でものつくりをしていて、いろんな方とご一緒にお仕事できるのは本当に勉強になるし励みになるし幸せな事と常々思います。

参考価格 テーブル (900mm円)130,000円(税別・送料別途)
参考価格 椅子 65,000円(税別・送料別途)