地盤調査

いよいよ新築の工事が始まります。
まずは、建築場所の地盤調査ですが、無事何も無く通過できました。
とても近くの良く知っている場所なので心配はほとんど有りませんでしたが、万が一という事も有りますので少しは心配でした。
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こんな機械で建物が建つ場所を5カ所掘って地盤を確かめます。

今は昔と違い建築確認や瑕疵担保保証の際に地盤調査の必要が有るのでどこも必ず行ないます。
多少お金は掛かりますが盛り土等の上に建てられてしまい後で基礎にヒビが入ったりするという事を避けられます。
地盤調査保証というのもつけることができるので、10年間は保険で何か有っても直す事ができます。
瑕疵担保保証と合わせて万が一の時は工務店等に経済的余力が無くても保険で直せるので安心です。
建物が傾くとか屋根から雨漏りなんて有ってはならない事ですし、今回は職人さんも知っている優秀な人ばかり。
だからなんだか無駄な出費の様な気もするのですが、お客様の安心を考えると悪い制度でも無いですね。
 私たちとしても何か有れば保険で対処できるので安心です。

 そう言えば、設備工事をメインに行なっていた時興味深い事例が有りました。
 某大手メーカーの給水継ぎ手に不良品が有ったのです。
 給水管の曲がりに使う継ぎ手です。それが有る時期の有る工場で作ったものだけに不良品が出たのですが、すぐには解らなかったのです。で、1棟につき5個その継ぎ手を使っているとすると、1年に1個ずつとか割れて行くのです。つまりそこから水漏れがする訳です。
 お客さんからのクレームで行ってみると、水浸しになっている。慌てて掘ってみると継ぎ手が割れている・・・。繋ぎ変える。次の年・・・また別の箇所が・・・。というわけで、本当にお客様も施行した会社も大変な思いをしました。工事ミスでは無さそうなのに、工事費をお客様に請求する訳にも行かない・・。
 この件では幸い私共の工事した所は何も無かったのですが、別の会社が工事した所で私共の所に修理の依頼が有りました。水漏れが起こった事でお客様が施行した水道業者さんに不信感を持ってしまい、私共に連絡が有ったのです。それで、これは施工業者のミスでは無いですよと説明し、工事費もメーカーに出してもらいました。

 有ってはならない事ですが、そう言う事も有るんですよね。