真っ白いキッチン〜洗練されたイギリスのイメージで

昨日はオーダーキッチンの納品でした。
小野寺と中川さんと、新しく入ってくれた小川さんの3人ででかけました。
コの字型の比較的大きなキッチンで、しかもインセット(扉がキャビネットの中に入って行く家具調のタイプのキッチン)だったため、1日いっぱい掛かるだろうと予想して出かけました。
前の日に積み込みの際、何度も忘れ物がないか確認。シュミレーションして、イメージトレーニング。

現場の様子を写真に取って来てもらったのでアップします。

予定通り最初は、墨出し作業。
壁に取付け位置を書いて行きます。
そして、一番に起点となるレンジフードの取付け金具を付けます。
nouhin1.jpg

そこを起点に上のユニットから取り付けて行きます。
nouhin7.jpg
奥様のご希望の『洗練されたイギリス』ということで、フードも木製のカバーで覆いました。
nouhin4.jpg
上のユニットが付いてから、下のユニットを据え付けます。
キッチンはキャビネットの集まりです。キャビネットごとに脚が付いていてアジャスターで水平が出る様に調節します。一体型では微妙な調節ができないので、キャビネットごとに分かれている方が優れています。また、アジャスターがついていないと調整ができません。脚の高さ分キャビネットの下が約10cmの空洞なので、換気にも良いです。(最後にとりはずしのできる「けこみ」でカバーします。)

そしておのおののキャビネットを連結してさらに壁に固定します。
nouhin5.jpg
扉や、棚板は後で付けます。設備機器も取付けます。(水道の配管や電気の配線は致しません~各業者の方との打ち合わせは綿密に行います。)
nouhin2.jpg

そして、天板です。
人工大理石の白い天板ですが、コの字型の場合、どうしても2枚の天板を搬入して、
現場で一つに加工することになります。
この時点で夜7時。
天板と天板の間に同じ素材のシームレスを入れて接着し、磨いて平にしなければなりません。
この辺りは失敗が許されな緊張の場面です。
nouhin6.jpg

経験が物を言う・・・。

そしてチェックとかたづけ
nouhin.jpg

『終わったよ』の電話が有ったのが夜9時を回っていました。
で、帰宅は夜の11時でした。
ふ〜。

でも、今朝、お客様から『予想以上でした・・・』というメールが。
報われる瞬間です。

※白いペイントはイギリスのフォロー&ボール
デラ工房のキッチンはこちらです