先月、某会社の社長様から会社のショールームにお客様を招くため、カーテンを選んで欲しいという依頼を受けて、アレンジさせていただきました。その会社の担当の方は、私達の提案に、ご自分の提案を加えて、素敵なカーテンのプランが出来上がりました。
でも、『じゃあこれで社長の決裁を待ってから発注ですね。』『有り難うございます。』というところで、先日、急に亡くなってしまわれました。本当に驚きました。
会社では社長様の片腕だった方で、私達も明るい元気な姿しか想像できない方でしたので。
それで、このお話はしばらく保留にと、思っていたのですが、社長様からお電話をいただきました。
『○○君の最後の仕事だから、ショールームにカーテンが入ったらお別れの会をしたい』という内容で、カーテンのオーダーを頂きました。
グリーンのカーテンで、前面にスワッグというステージの様な垂れ幕のようなカーテンが付く形です。
そして、その前に、薄い光沢の有る生地のカーテンをもう一枚かけます。これは、その担当の方のご提案でした。
お別れの会の時には、その方のアレンジが入っているのだと、きっと皆納得すると思います。
あれこれと、相談した事が思い出されます。
私達のご提案したトリムはあまり好きではなかったな〜。とか・・・
明るい緑ではなく、暗めの緑の方に惹かれていたな〜。など・・・
スワッグではなく、ボックスタイプが良いとも仰っていたのに、最終的に私達のご提案のスワッグを採用して下さったことが、
嬉しく感じられた事。
50代でしたが、とてもお洒落な方でした。