ここのところ驚く様なニュースが続いています。こんな時代がいつまでも持つはずも無く・・・と覚悟はしているものの、いっきに傾いていく世の中の有様に恐ろしさを感じずにはおれないこの頃です。
私達もこれから、どう生きていこうかと頭を悩ませているのですが、
そんな折、トーヨーキッチンさんから、ニューショップのオープン前のお披露目に招待していただきました。(26日)
元気をもらおうと、バスで東京へでかけました。
この時代に、700人以上の人が集まったと後でお聞きしましたが、あふれる人と、あざやかなディスプレイには目を見張るものがありました。
まず、特に厳選された照明器具がすばらしかった。
トーヨーキッチンさんのイメージに合う、モノカーラーの物がほとんどでしたが、形はデコラティブで面白い。
例えばこれは真っ白だけれど、豪華さといい、ろうそくの形といい、クラッシックな雰囲気。真っ白というところが現代的でユニークなのでトーヨーキッチンさんのキッチンに合うのかもしれない。白の色も絶妙な白です。
そして、ブルーの大ぶりのライトはガラスの腕にシェードは布の組み合わせ。ブルーのガラスの中に電源コードが埋め込まれている様子を見る俊一さん。アイディアを形にするのは技術。(どこかで聞いたフレーズですね。笑)
ガラスと布の組み合わせは意外と違和感が無く新鮮でした。
それに、ハイメ・アジョンさんのあざやかなブルーの家具にぴったりでした。
それから、今までのショールームに比べて家具の展示の割合が多いので、普通のキッチンのショールームとは一線を画した感じを受けました。
しかも、美術館クラスの家具の展示があります。
ダリの椅子とガウディの椅子はガラスケースの中です。
ダリの椅子は家具の伝統を突き抜けて絵のようです。アールヌーボーも少し有るかなとも思うけれど、やはり独自の世界です。
ガウディの椅子。椅子の座面が分かれているデザインです。木で家具を作ることに関心のある方は必見です。
そんな中に私達の工房で製作したダークサイドも置かれていました。
このきらびやかな場所ではちょっと地味目です。
見過ごさないで、足を止めて見てくださっている方には、感謝の気持ちが湧きました。
世界から集められた照明や家具に共通しているのは工房での職人技だと思います。
そして、TOYOキッチンさんも勿論自社のステンレス技術を生かしてキッチンを作られているわけですが、このフードはすごくかっこよかったです。
3時曲線はフリーハンド?
円では割り切れない感じなんですが・・・?
これはデザイナーさんと職人さんの職人魂ですね。
そして、嬉しいことに帰り際お食事に誘ってくださったのは、キッチン業界では知らない人はいない黒田先生。
なぜか信州人の私達を蕎麦屋さんへ招待してくださいました。(笑)
キッチンに出会ったのは、小学生の頃、進駐軍の基地の中の外国の住宅に有った、広く明るいキッチンを見たときのこと・・・と話してくださいました。(そう。小さな頃の印象って~ずーっと続くんですよね。)
ご一緒してくださった女性はMホームのキッチンデザイナーのHさん。明るい方で楽しかった。
どうしていいかわからなくなる時が有る。
でも、帰りのバスの中で俊一さんと話したのは、規模ではなく、何をやりたいかが大切かもね~ということでした。
私達の場合、具体的には家具の技術を生かして、イギリス家具の様なキッチンを作っていこうということ。中も木で!!
どんなに大変でも好きな仕事をしている私達は幸せです。でも今はそれができない方が大勢いらっしゃいます。私達もいつ何時とも思う。
不安もあります。
でも、良い物を見るのは本当に気持ち良いです。良い音楽でも良いと思うけれど。そこにある人の手の業。古いものだと歴史も感じます。
こんな時こそ芸術とか上質なユーモアの伴う会話とかは大切だと思う。
元気をもらった東京行きでした。
そう、夢とか挫折とか反省が人間を成長させる要因だそうです。またその人の自主性のみが新しい展開を創造するということを最近NHKで茂木さんがいってました。
TOYOキッチンさんも良い展示をするのですね(^-^)小生も酒だけの生活改めなくては(>_<)
コメントありがとうございます。
茂木さんの脳の話、面白いですよね。
自主性・・・。子供の頃から、活発とか、はきはきしてるとかは良く言われました。これは良かな?
足りないのは、反省かな~?挫折の割に同じ失敗を繰り返している様な・・・。
あと、音楽とお酒は、人生の薬味かと思います。
それだけでは素っ気無いおとうふにはかかせません。