昨日は楽しみにしていた『第15回真空管オーディオフェア』のへ出かけました。朝6時に家を出ましたが東京まで道路もすいすいで9時には開場へ到着しました。
サンバレーさんから販売されている(私達の工房で作らせていただいている)MIDや樽シグネーチャーの音が聞きたくて出かけたのですが、会場に着くと、大橋さんやスタッフの方達が機器のチェックに余念がありません。
MIDもそれから新作の樽シグネーチャーも並んでいて感激でした。
3人で話しているところは・・・楽しそうですね。
俊一さんも急遽正規のデモの時間の始まる前に少しだけスピーカー作りの苦労話等させていただきました。
箱の設計は、大橋さんや村瀬さんからの指示で作らせていただいているのですが、木工職人として木の特性が解ってることがあるので、時々意見を聞いてもらったりしながら製作しています。デザインのことも、これは3人とも得意?らしく、最終的なOKは勿論大橋さんですが、村瀬さんと何度も話し合ったりして一緒に作っている感じで作らせてもらっています。それで樽シグネーチェアーのお披露目ということでお客様の反応が気になりました。
しかし、勿論一番はその音~。
そして樽シグネーチェアーのデモの本番が始まりました。緊張が走ります。
村瀬さんの選曲で時間いっぱい、いろいろなタイプの曲がかけられました。
私の印象は、本当にきれいなまじめなバランスの取れた音・・・という感じでした。
低音も結構出てました。
MIDのような艶っぽさやランドセルのようなファンキーな感じは持っていないかもしれませんが、有る意味無垢のお嫁さんみたい。これからもらわれた所で、きちんとその家になじんでくれそうなやさしい感じがしました。
ほっとしました。
それから、工房のスピーカーを他の会社ではなくサンバレーさんに納めさせてもらって良かったって思いました。
というのも、一人のお客として、サンバレーさんの会場はとても居心地が良かったです。
スタッフの多さ、デモ中ずっと、きちんと立っての接客。
音への気配り。
調節された心地よい音量。
販売する商品への思いやりを感じました。大切にされると、きっといい音を出すんだと思うんです。スピーカーだって。人だって。少なくとも持っている力を出すためには、他の人の力を借りなければ・・・。
なんだか今日は熱くなってしまいました。ご飯も食べないで1日3回のデモを一生懸命果たしていた大橋さんや村瀬さんに感動したからですね。
ところで、これは前の日友人のバーで飲む俊一さんです。
明日早いんだから10時までだよ!とくぎをさしたのですが、結局2日酔いで東京行きは私の運転だったんですよ。
やれやれ。
でも、たまにはは楽しむ側に廻って、音を満喫できてよかったね。
スピーカー製作のページはこちらです。→http://derakoubou.com/speaker/