カタログを作っていて思ったことなんですが、私達の会社が得意とするのは、クラッシクな家具やクラッシックなテイストのオーダーキッチンなんです。でもクラッシックって言っても西洋のクラッシックについてなんて特別関心がある人しか勉強したりはしないかもしれませんよね。先日たまたま、お客さんからお聞きしたのですが、若い設計士さんに和室を頼むと、床の間の作り方とか全然違うんだというお話でした。日本の伝統様式でさえ、もう知らない人って結構いるんじゃないかなあ?古い家はあまり無いし、リフォームして使うとなると逆に費用がかかったりするかも。西洋の場合特に建築が石でできているために、どこにもクラッシックな町並みが残っていて、ちゃんと住んでますよね。だから、その建築様式ををマスターした上で、もっと違うもっと普遍的なデザインはないかと勉強できる感じがして、すごくうらやましいです。外見は古いのに中は思いっきりモダンにしたり。できるだけ、実際に美術館なり建物なり見ようとは思うのですが、外国旅行に頻繁にいける身分ではないし、しょうがないので本を読んで勉強すると言うことになります。といっても私では無く、俊一さんですが彼が文学本を読んでいるのを見たことが無いですが、いつも本を読んでいます。夜はたいてい洋書の家具様式の本とか作り方とか。
日本でも、この前アマゾンで外国の家具様式のことをまとめた本があって、買ってあげたらすごく喜んでいました。寿司が生きがいの俊一さんですが、こと家具やキッチンに関しては、西洋のスタイルにはまっています。本当は未来チックなデザインに行きたいんだけど、そこへいくまでにクラッシックを作れるように勉強しないといけないと思っているんですね。
“家具の様式って?まじめな話” への2件のフィードバック
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ご無沙汰しております。
Blogがんばってはりますね!
すごいです!
私もBlog始めなあかんなぁ~って
思ってるんですが・・・
それで、様式の話を読んで、私も
もっと日本の様式を勉強せなあかんな
と思いました。
だって、うちの店の名前「JP-forme」ジェーピーフォルム
「日本のカタチ」ですもんね。
わ~い嶋家具さんだ!ありがとうございます。
日本の建築、日本の家具、大切にしたいですよね。日本のデザインは世界にも影響を与えたくらいすごいものだし。世界がこんなに狭くなって、グローバルにいろいろ学べる中で、選択の幅も広がってきましたが、それを見てよけいに、日本には独特の文化があると思います。でも、そこを追求するのは普通は厳しいですよね。嶋さんのところは、奈良県で、しかも代々家具を作って来られたのですから、ぜひ貴重な遺産をひきついで日本の形を作ってくださいね。日本の家具の職人である、お父様に宜しくお伝え下さい。敬意をこめて・・・