今年も早い物で、もう10日ですね。工場は1月3日から仕事を始めています。
今はスピーカーMIDYを作っています。キッチンや収納家具と平行しての製作ですが、塗装前のMIDYです。
工場は寒く、防寒着で作業です。毎年冬は、暖かい所へ引っ越したくなります。
先日の土曜日は信州はマイナス10度。寒ッ!!
でも、実はこの日は楽しみにしていた東京出張でした。東京は8度。私達には随分、暖かく感じました。
家具の納品と修理に行ったのですが午前中で終わったので午後は中川さんにぜひ行ってみて下さいと勧めてもらったお店へ行って来ました。
東京都渋谷区猿楽町2-1にあるロカイユ(rocaille)というお店です。
入り口は芸術の香り。お店というより、ギャラリーみたいで、わくわくしながら中へ入りました。
入り口付近に、きれいなフランスの家具がディスプレイされていました。
お忙しい所、厚かましくいろいろとお話を伺いました。
フランスから古い家具を買い付けて来て修理して販売されているとの事でした。
ただし、修理と言っても、壊れた所を直すというより、装飾的により奇麗になるように手を入れていく作業だそうです。
順番としては、まず余分な塗装を落とす所から始まって、それから何度も塗り重ねて良い雰囲気に仕上げるとおっしゃっていました。5回くらい重ねるそうです。手間も掛かりますし、センスも求められる作業だと思います。
ペイントはミルクペイントを使っておられるとの事でした。
修理というより、蘇らせるというか、生まれ変わらせる〜さらには別の物を作るということなのかもしれませんね。
でも、それだけに、手をかけても良い元となる家具を選んで来るのも目利きでないと難しい事です。
写真奥のドアの彫刻等、私の好きな花の模様で、見ているだけで幸せな気分になりました。
今作ると言ってもなかなか難しいと思います。
中川さんはこのお店には何回も通って お店の方からお話も伺ったという事でした。
シャガーレ中川の原点なんですね。お母様が家具がお好きでその影響とのことでした。
私達の作る家具も、今は新しいけれど、時が経てば古くなります。良い素材を使っててを掛けて作っておけば、やれた感じもまた良いです。修理して使い続けたいと思ってもらえる様な家具を作れると良いなあと思います。
特に、彫刻やレリーフ!!
女性は皆きっとお花モチーフが大好きなので、私達の工房でも作って行きたいな〜。