もうすぐ結婚される20代のお二人のための婚礼家具を製作中です。ダイニングセットの天板を平に削っているところをビデオに撮ってみました。1月から来てくれている弟子に教えているところです。
ところで、俊一さんは、西洋家具をつくります。だからかどうか、カンナも、西洋の物を輸入して使っています。ですので、日本の職人さんはこんなふうにはしないだろうな~という道具の使い方をしています。例えば日本式のカンナは引いて使いますが、西洋カンナは押して使います。ちなみにビデオに映っているのはスクレーパーですが。
のこぎりなんかも、そうですよね。
彼は外国からビデオのHOW TOものを輸入して勉強したり、本を輸入して勉強したりと勉強は熱心にしています。
あこがれの先生というのも居て、一度ボストンへ会いに行ったこともあります。
すごい作品をたくさん作っている方ですが、ボストンの木工の学校の先生をしているので、そこを訪ねて行ったのです。
風貌は太っていてグレーの髪にグレーの瞳.しかも髪はかなり長くて束ねています。写真で見ていたのとと同じように。
俊一さんは今作っている写真を持って行って見てもらい・・・。
それから、疑問に思っていることを質問したのですが、すぐに教えてくれました。
優しくしてもらって、大感激していました。
確か内容は曲面の突き板ワークのことでした。
俊一さんの英語は、専門用語に偏っています。
でも、結構通じていました。木工の仕事をしている人同士だから、その人たちの間でしかわからない内容があって、どんな仕事でも同じだと思うのですが、そういう専門的な話ができることは楽しいことなんですね。しかも、西洋の家具の作り方というのは、日本で教えてもらうのは難しいことなので。
あれから、5年ほどがたちました。
弟子に教えられるということも、彼に取って、とてもうれしいことらしいです。
もっと教えてやりたいな~と言っています。