(株)谷口商会さん

P1040153.JPGP1040151.JPG株)谷口商会さんの社長さんと始めてお会いしたのは、4年程前のことだったと思います。お客様からキッチンの注文があって、デザインの良いフードを探していたのですが、ドイツの製品に興味があったので、輸入もとの富士興業さんにカタログを依頼したところ、日本製のレンジフードのカタログが送られてきたのでがっかりして、もう一度FAXで、抗議しました。(あの時はなまいき言ってすみません・・・。)そうしたら、ドイツのフードを飾っているところが大阪にあるという情報を下さいました。
今考えるとうるさいので、他へまわされたのかな?
その会社が谷口商会さんでした。で、京都の友人と一緒にフードの実物を見に行きました。前もって長野からお伺いしたいとお願いして、都合をつけていただきました。
で、初めてお会いしたその日に、社長の谷口さんからキッチンの金具について講義を受けることに・・・。
予想外の展開に、一緒に行ってくれた友人もめんくらっていましたが、話に引き込まれて、一日、お昼ご飯を近くのおすし屋さんでごちそうになり、さらに講義がつづき・・・。
 それまでは、主な仕事は設備業、リフォーム、そしてたまに注文があれば、伝統的な家具を作るという感じで、初めて依頼された本格的なキッチンだったので、もし谷口商会さんの講義がなかったら、家具のような作り方でキッチンを作っていたと思います。
 でも、その時から、ヨーロッパのキッチン金物を使ったキャビネット作りをするようになりました。
 伝統的な家具は金物をつかいません。つかってもひんじくらいです。でも、便利なレールや、最新のキッチン金物、家具金物は、デザインの上でも使い勝手の上でも日々進歩しています。
 ですからそれを使うことには面白みが確かにあります。
 その時は、社長さんに伝統的な家具なんてやめた方が良いと言われ、食べていくならキッチンの方が良いと進められ、そうかなあ~と思いつつ、キッチン製作を勉強し、販売を始めました。でも家具は家具で作っていました。
 最近、谷口商会さんでは、俊一さんのものすごくこてこての伝統的な家具を、現代の金物満載のショールームに飾ってくださいました。
 会社として弊社の家具を買っていただいたのは初めてになります。
 記念すべき第一号です。写真がその様子なのですが、ちょっと面白いと思いませんか?ちなみにキッチンの扉もお買い上げいただきました。

 最近は、キッチンのそばに家具もありますから、お互いに共存するようなデザインが求められてくると思います。

 人のつながりも、異文化コミュニケーション?が楽しめれば、
広がっていきますよね。