今日は英国からサンダーソン社の去年までの社長さんがお見えに成ってセミナーを開催されるという事でしたので東京まで行って来ました!
40年以上サンダーソン社で働いてこられたMichael Parry氏。(マイケル・パリー氏)
自らもデザイナーとしてバッキンガム宮殿等英国皇室関係の建物の内装等を直接手がけてきた方です。
とても綺麗な英語で説明をして下さいました。
まず最初に英国のインテリアは英国の風土や生活の様々な面から影響を受けているというお話が有りました。
スライドではイギリスの特徴的な風景や建築物が紹介されました。
例えば放牧地。
街並。
伝統的な家具
他にも海。建築物。古い建築。新しい建築。劇場。ファッションなど。
あらゆるものから影響を受けているそうです。
そう。私も、今安曇野に住んでいて、その日その日見る木々、花、土、猫、犬、そういうものに気持ちが影響されてその気持ちがインテリアに現れるというのは凄く感じます。でも田舎にいるので近代的な建築物等はあまり見る機会が無く、ファッションも素朴なのでインテリアもその影響を受けているかもしれません。それで、時には映画を見て刺激を受けたり、山に住んでいますが海に出かけたりと積極的に外を見るのも凄く大事だな〜と思いました。
それから、インテリアで大切なのは『住む人の個性が感じられる空間である事』というお話しもされました。
皆さんがイギリスのインテリアと言えば『花柄に花柄を合わせる』というイメージを持っているならがっかりされるかもしれないけれど住む人によってナチュラルだったりシンプルだったりという事があるし、例えば私の家は・・
ということでこちらです。
パリス氏の自宅です。
確かにイギリスの花柄プリントのイメージは有りません。でも、とてもナチュラルですが日本人の本当にシンプルな空間から比べると十分華やかです〜と感じました。
では具体的にお客様の個性をだすためにどうすれば良いのか?
それには住む人の個性が感じられる物を取り入れるという事だそうです。
そうすることでその方に取って居心地の良いお部屋になります。
で、そのためにできることとして、例えば同じブルーでも取り入れる事が出来る物はたくさん有りますので
それを写真等にしてお客様に見て頂く事ができます。
確かに思いに描くイメージを伝えるのは難しいですがこうして形に成っているとわかりやすいし、そこから取り入れられるアイテムは何か等具体的にお話合いができそうです。ファイル作り・・・。大変そうですが次のミッションんですね。
後は、光。高原が何処に有るかがインテリアではとても大事ということも教えて頂きました。
そのためにやはり家の図面から考えて行かなければなりませんとのことでした。
私、外国の家の間取り集を見るのがとても好きなので、その当たりは楽しく出来そうです。
その際に窓の位置とか光をもっと意識したいと思いました。
それにしても、立体的な手描きの絵ですよ〜。
これは練習有るのみですね。
そして『コンセプトが決まったら最後まで一貫してそれを守る事』ということも話されたので、やはり強い意志も必要なんだな〜と思いました。
しかし優柔不断であまり主張も無い様なタイプの自分がは強い主張ができるんでしょうか?
いやいや、まだ今は少しだけお手伝いをする程度でただカーテンや壁紙を販売している人にすぎないです。
でも、こうして他のプロの方に混じって実際に生地に触ったりしてテクスチャーを確かめている自分を別の角度から見てみるともう少し頑張ればだれかの役に立てるかも・・と思ったりします。(希望)
海の潮風の匂い。気持ち良かったです。
小川さん、遠回りしてくれて有り難うございます!