広島のお客様からの依頼でソファーを製作中です。
生地を貼る前の状態を写真に撮りました。
『骨』の部分もしっかり作っています。
形は頭を持たせかける部分が有るタイプです。
その部分が羽の様なのでウイングチェアーと呼ばれています。
独りでゆったりと包まれる様に座る・・・そんなソファーです。
特に今回は足の部分を手で彫って伝統的な仕上げにしました。
足の材料はブラックウオールナットです。
本日椅子貼りの職人さんの工房へ椅子と生地を持ち込み貼り方の打ち合わせを行いました。
椅子の部分にはコイルバネを入れます。
このバネはサイズに合わせて作ってもらいました。
そして、お客様のご要望でイギリスから取り寄せた生地を貼るのでその柄合わせも行いました。
きれいな生地です。
大柄ですが、さすがにイギリスの生地は上品だなあと感心しました。
このソファーに相応しい素敵な生地です。
出来上がりまであと少し。とても楽しみです。
実は西洋家具を日本で作っている方は少なくて、小野寺は本等を読んで試作をしながら言わば独学でここまで来ました。今も勉強することが多くて洋書を買ったりビデオを買ったりして家具のことを学んでいます。
朝食の時間にも・・・。
本の内容は・・・。
古い時代の椅子の写真と解説です。
『いつかこれ作れるかな〜』
こういうふうに言いながら読んでいます。
チペンデールが出て来て家具の形がそれまでの彫刻の物よりずっとシンプルになり、それまで難しくて10年以上修行しないとなかなかできなかった家具が1.2年でできるようになった・・・とか書いてあります。
う〜ん。考えさせられる記述だなあ〜。
チペンデールがシンプルな家具なんですね。
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