最初の報道から今まで時間が経過して、私の意識も変わってきています。
17歳の夏休みに私は福島へ行きました。
いろいろと悩んでいる時で、テレビで見た福島の家族に手紙を書いたんです。
『すぐにおいでよ。』と手紙の返事が来て、泣いたことを覚えています。
1ヶ月あまりの滞在でしたが、一緒に生活してくれました。
帰り際にはお金も受けとらず、農業の手伝いもほとんどできず、ただ迷惑をかけただけでした。
でも、あの最初の日、九州からようやく着いたのが夜で、景色はあまり見えなかった。
それが、朝、目覚めて見た山の景色。鳥のさえずり。畑。空気。驚きのあまり声も出なかったです。
あの時お世話になったご夫婦や、知り合った方達は今は避難していると聞いています。
鶏達は?卵は?
とても心配です。