ウオールナットの無垢を大胆に使ったカウンターキッチンを納品しました。
メインキッチンが後ろの奥の部屋に有るので、リビングに有るこのカウンターキッチンはあくまでお客様をもてなすためのバーカウンタという位置づけです。
お料理を作ることは無いのですが、ご主人のプロ級のカクテルやウイスキーをいただきます。
写真では解りづらいですが、湾曲したデザインになっていて、カウンターの端と端に座ったお客様もお互い顔をみることができるようになっています。
中から見るとこんな感じです。
ウオールナットのキッチンの天板は最初の段階ははぎと言って木を選んで全体の大きさに木をはぐことからスタートします。
それから、形を整えて、磨いて艶を出します。光るくらいまで磨くのはかなり骨の折れる仕事ですが、主人も奥田クンも磨きはきらいじゃないみたいです。当たり前のことかもしれませんが、木が艶を出して行く様子に楽しさがあるのでしょう。
苦労してバラを育てる奥様たちとも似ているのかなと思ったりします。
嬉しそうにやっていますから。
カウンターを作る人の手の業もすごいですが、なにより木は素材としてすばらしくて、ひとつとして同じ模様の物はありませんし、そのせいか、見ていて飽きるということがありません。触るたびに人の手の油でも結構良い味になって行って、年月とともに色も変化し、愛着が湧きます。すばらしいです。
下は天板のアップです。
このぐにゃぐにゃ模様がたまりません。ウオールナット特有の模様です。
手作りの証、マイナスネジ(なんだか妙なこだわりなんですが)をモチーフにそり止めを兼ねた飾りを別の木で埋めてあります。
お問い会わせは、http://derakoubou.comへ。