ウオールユニットの取り付け

オーダーキッチンの取り付けは、意外と時間のかかる作業です。
新築でも家の床や壁はなかなか完璧にまっすぐとはいきませんから、レーザーを持って行って、キャビネットごとに垂直水平を合わせて行きます。キャビネットの下にアジャスターが付いているのはそのためで、そうでないと結局扉が歪んでしまったり引き出しが開きにくくなったりします。弊社のHPのキッチンの成り立ちに少し説明させていただいていますが、キッチンをいくつかの箱に分けておくとキャビネットごとに調整ができますし、後でそこだけ例えばオーブンに入れ替えたりということもできて、便利です。
また、ウオールユニット(吊り戸棚)については、従来はかべに直づけをしていましたが、キャビネットの背板に直にくぎを打つため、重い物を乗せると背板だけ残して落ちてしまうということがあったようです。それで、弊社ではキャビネットハンガーを壁に取り付けてキャビネットの側板に取り付けた金具を引っかけるヨーロッパの方法を採用しています。(写真の作業です。)この方法は、側板に力をかけるのでキャビネットの重さに耐える力が増すということと、壁の歪みに対して調整が利くという利点が有ります。
しかし、そうはいっても、ウオールユニットにはあまり重い物を乗せないようにお願いしています。
今日は少し専門的?になってしまいました。
来週始めにはだいたい据え付け終わる予定なので、完成の様子をまたアップしたいと思います。
今回は、楢を使ったとてもナチュラルなキッチンで、完成が楽しみです。wallunit.jpgktchenset.jpg