教えることの難しさ

今年の1月に初めて弟子を取りました。元美容師さんで、厳しい仕事の経験もあり、持久力もあって、これからが楽しみな奥田君です。
今日はお客様の飾り棚の仕上がりのことで親方に細かい所を教わっていました。
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彼がつとめ始めたのが1月からなのでもう半年ですね。早い物で、休憩時間ストーブの前で暖を取っていたのが,今は暑くて扇風機の取り合い?の場面も。季節も変わり、
腕前の方は着実に上がって来ていると思うのですが、なかなかお互いに意思が通じないことも有るみたいです。
専門用語も多いので。
それにしても、物を作る人は、教えるのはにがてということもあります。
あるいは、教えることには教えることに専念して準備したりという時間が必要なのかもしれません。けれど、教えて行くことはたても大切なのでこれも避けて通ることはできません。
ただ、やはりお教わる方はよっぽど吸い付いて行かないと・・・イメージとしては初めて子供を産んだお母さんがお乳のあげ方がよくわからなくてまごまごしているのに、あかちゃんがすごいひっしで吸い付いてくる感じでしょうか・・・。
結局生きて行くためにはお乳を飲むしか無いんですから。
だから、彼には遠慮しないで何でも聞いて、ぶつかってほしいです。
仕事にはこれで良いということはなくて、俊一さんにも目標とする作家さんがいるのですが、当面は親方と同じ様にできるようになれば、それで十分だと思うので、
目の前の技術を自分のものにすることを目指してがんばってほしいです。tana1.jpg