玄関ドアはようやく塗装の段階にこぎつけたようです。
正面から見るとこんな感じです。
空いている所にはガラスと、アイアンの飾りが入ります。
レッドオークの塗装前の色です。
木目。ところどころに斑(ふ)と呼ばれる模様が出ているのが見えます。
拡大すると・・
中央の丸い鏡板の左に上から下に1mくらい横に模様が入っているのが斑です。
斑(ふ)は私は結構好きです。オークの木の特徴と言えると思います。
この部分は塗装するとさらに際立ってくるので楽しみです。
制作に当たってフレンチを意識して拘ったモールディング部分です。
横から見ると大胆に大きめのモールディングが付いていることが分かります。
西洋家具は歴史が長く、その時代時代で、また国ごとに特徴の有るデザインが生まれたので、そこを捉えて制作する事でうまく雰囲気が出せると思います。
例えが良いかちょっと分かりませんが、例えば同じ外国人でもアメリカ出身の方とイギリス出身の方とフランス出身の方とでは言葉も文化も違うように、西洋家具と言っても洋式に寄って持っている雰囲気が違うので、お客様から洋風にして下さいと依頼された場合、良くお話を聞く事が大切に成ります。
それほど難しく考える必要も無いとは思いますが、家のスタイルが少しフレンチだったらドアも少しフレンチにする等と考えて行くとちぐはぐにならないんじゃないかなと思います。
『ところでこれって?』
『なんか、あまり見た事無いけど・・』
『良く有るんだよ。フランスの家具に・・』
だそうです。
もっと注意して見てみよう・・。